時間の一考察(2008年11月) | IMCニュース

時間の一考察(2008年11月)

 日常診療に、生活に明け暮れていると世の中の動きが走馬灯のように過ぎ去ってしまい後で後悔するのかと心配になります。ココが『人生の』、『日本の』、『世界の』ターニングポイントだったと後で知るのも良いのかもしれません。しかしそのターニングポイントを事前に分かる能力があったならもっと良いのにと思います。この投稿文が掲載される頃総選挙が終わっていて政権が交代しているかもしれません。個人的にはそうなっていて欲しいのですが。後で振り返ればターニングポイントはこうだった、あーだったと考えられます。しかし実際にはその時の決断なり、考えが、ターニングポイントになるかどうかは分からないのが普通だと思います。尤も『ココが勝負だ』と思い決断することもあるかもしれません。でも本当のターニングポイントはその時ではなかったと言う事もあります。真の意味で人間は未来を予測することが出来ないからしょうがないと思います。明日のこと、いや一秒先のことも分からないのですから。毎日の生活はそう言う事にお構いなしに過ぎています。しかし日常生活を行えるのは、日々変わらず流れていく時間のおかげで安心していられるのでしょう。それが予想であり予測であるのかもしれません。しかし毎日予想し、予測して生きている人はいないでしょう。毎日は冷たくあっけなく人の気持ちも意思も無視して流れます。『そんな事はない、こうしたい、あーしたい、楽しくしたいなど意思や気持ちがあればその通りになる』と仰るかも知れませんが、上手く物事が進めばその通りですが、進まなければ逆の結果が生まれてしまいます。究極人の気持ちや意思に関係なく時間は過ぎてしまいます。過去の時間は記憶にあり、未来の時間は予測にあり、現在の時間は記憶と予測の狭間に漂っています。それ故現在の時間には、不確実かつ曖昧な瞬間を確実な記憶に変えてしまう楽しみ(苦しみの場合もありますが)があります。よく言われます『今に生きる』と言う事かも知れません。でも毎日それを意識して生きるのも大変です。大部分の時間は容赦なく過ぎてしまいます。世界には時間に関する諺、故事などが沢山あります。人間にとって時間は非常に大事なことだからでしょう。時間は人間だけが意識できるものです。でもその割には無碍もなく簡単に過ぎ去ってしまいます。それもあらゆる人々に公平に。時間という概念は長さと幅に規定されますが、それが無限であれば逆説的に瞬間であってもいいはずです。時間の長さは相対的なもので日常的に過ぎ去って行く時間はその人の人生、思い、考えでいかようにも出来そうです。無碍に過ぎ去る時間を自分がどう感じるか考えると人間の人生や運命が虚しくもあり、期待に満ちたものにもなります。大切な時間をどう生きるか、大上段に構えていても中々その通りには行きません。『今に生きる』このことが時間を過去、現在そして未来に変わりなく流すための必需品なのかと思います。前にも書きましたが、過去(記憶)、現在(記憶と予測の狭間)、未来(予測)と考えると、今、目の前にあることを頑張ればいいんだと思います。誰でも『一日一日を一生懸命生きれば良い』とよく言われます。そのとおりだと思いますが、時間が作る人生は中々長続きしません。休憩が必要です。しかしその時間も、頑張り続ける時間も無常にも同じ様に流れてしまいます。一瞬も一生も、時間の概念の中では同じなのかもしれません。だから観念的に『今に生きる』ことしか生きようがないと思います。出来ればいつでも確実性を持った未来(予測)を分かって生きることができれば良いなと思います。それができれば今の時間が確実になります。最初にターニングポイントの事を書きましたが、それが分かっていれば人生容易いのかもしれません。自分の人生の時間の中で一瞬も一生も同じであるように、観念としての時間が素晴しいものであるためには、一つ一つの過去(記憶)が悔いなく、未来(予測)が正確であり、現在という時間が輝いていることかもしれません。そうありたいと思いますが、中々現在が輝いてくれません。平成21年の年初になんだか自分の時間がどう使い、どう使われてきたか分析したくなってしまい纏まりのない文章を書いてしまいました。今年も、『今、現在』を一生懸命生きようと、記憶(過去)を恥じないように作り、予測(未来)を間違いないように。素晴しい一瞬と一生のために。色即是空。

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